お家に帰るまでの三日間の夜-2
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その次の日の真夜中。
僕がふと目をさますと、ガラス扉に裸に近い男のひとの姿が映ってた。
それはママとパパ共通の友人で、僕も小さい頃から知ってるオジサンだった。
「もう、帰ってしまうんやね……」
「しゅう君と、いろんな所行けてよかった……」
ママは黙ってた。それもそのはずで、ママはオジサンのチンチンを口にしてたんだ。
オジサンは僕が退院したあと、通院しなくていい日に、この街のいろんな所へ連れていってくれた。
それは僕の入院中、いろいろ忙しく気をつかったママに休んでもらうってこともあったらしい。
そのオジサンが、ママにチンチンをなめさせてる……ママは何も言わないけど、オジサンの言葉に舌づかいで応えてるようだ。
「俺、いまでも……」オジサンがママの髪をなでた。「あなたが好きだ。しゅう君が好きだ…… だから、だから……」
オジサンは言った。「ムロスが、不倫なんかしたり、暴力ふるったりなんかしたら、しゅう君連れて俺の……俺の……」
オジサンは静かにクッションの上にあお向けになって、目を閉じた。
ママはそばにあったティッシュを取ると、自分の口た柔らかく倒れたオジサンのチンチンをぬぐった。
(……ママ、オジサンをおクチで眠らせた……すごいや……)
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その次の真夜中。
僕が目をさますと、ガラス扉に全裸のママが映ってた。
そして、大きく拡げたママの脚の間に、誰かが頭を突っこんでいた。
「そうそう、いいわよ。」ママが言った。「はじめに女の子のを舐めてあげた方がいいわよ。」
「はい……」僕はその声でわかった。「たつ兄サン……」
たつ兄サンは近所に住んでるk校生だ。僕が病院通いで学校に長い間行ってないことを知って、勉強が遅れてはマズいぜと算数などを教えてくれたんだ。
「しゅう君、理解が早いね。ついでだから6年でやるぶんも先回りしとこう。」……ぼくの理解うんぬんより、たつ兄サンの教えかたが丁寧だったんだ。
「ごめんね……」ママが言った。「もっとキレイな女体を想像してたんじゃないの?」
「そんな……僕、」たつ兄サンが言った。「初めてみる本物の女のひとのナマの裸が、こんなにステキだなんてうれしいです……」
たつ兄サンはママに手をとられて、お股の間を触りはじめた。
「どこに入れるか、もうわかってるでしょ?」
「はい……」たつ兄サンは、自分のチンチンを手にしてるらしい。だけど前に進んでいかない。