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先輩のセカンドバージンは僕のもの
【熟女/人妻 官能小説】

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秘密の社外業務-2

白のカットソーの上から、黒のジャケットを身につけ、揃いのパンツスーツを履いていた。
白のスプリングコートを羽織った佳織の、その全ての服を剥がしたくなる。

「佐藤くんとも久しぶりに会ったし、四人でご飯でも食べに行く?去年はホテルの部屋で、あたしが買ってきたもの、適当に食べただけだったし」

何も気にしてないような素振りで、佳織が去年のことを言う。
隼人と理央の二人の部屋に誘い、食事を取ったあと、そのままーー

「いや……ごめん、本間さん。今日、体調悪いみたいなんだ。僕、部屋に先に帰ってるから、三人で行ってきたら?」

何も気にしてないよう努めようと、普段通り佳織に敬語を使わず、答える。

「大丈夫か、理央」

隼人が心配そうに、自分より背の低い理央の顔を覗き込んだ。

去年、佳織を犯したことを後悔して、それを思い出すだけで正直、自分の浅はかさに吐きそうになる。
そして、自分の好きな女が、普段セックスしているであろう男と、しかも理央の親友とも呼べる隼人とーーいるところを見たくなかった。
さらには自分の寝た女が二人、顔を合わせている状況。

「大丈夫。寝たら何とかなると思う。昨日、あんまり寝られなかったんだ。隼人、ごめんね。中村さんも……すみません」

「ううん、平気。武島くんとも久しぶりに会えて嬉しいから、あたし、三人でご飯行ってきちゃうよ?」

「うん、中村さん、僕のことは気にしないでください」





ビジネスホテルに戻ったのち、シャワーを浴びてすぐ、理央は備え付けのバスローブを羽織ってベッドに横たわった。

そうしていると、枕元に置いたスマートフォンが振動する。

表示された名前を見るとーー「本間佳織」。
まだ食事中だろう。
わざわざかけてくれたのか、と嬉しくなり、一方で声を聞くのが怖くもあり、ベッドに横たわったまま、恐る恐るスマートフォンを耳に押し当てた。

「もしもし…」

ぼそっ、とした声で理央は電話に出る。

「もしもし、理央?今トイレにいて…………体調大丈夫?」

以前、二人の時は名前で呼んでとお願いしていた。
わざわざ、彼女はそれを実行してくれている。
そして、心配して電話をかけてくれたことに、四十前の男が泣いてしまいそうだった。

「本間さん……」

「声、元気ないじゃない。大丈夫?」

「大丈夫じゃない」

理央は泣きそうになるのをグッと堪え、だが正直に気持ちを伝える。

「ごめんね。心配させて」

「何で。大事な後輩だって言ってるでしょう」

あんなことがあったあとでも、理央のことを許してくれ、そして、理央の気持ちまで汲み取ってくれてーー

「僕、出張……来なかったら良かった」

理央はそう言ったことで、堪えていた涙が目から溢れるのがわかった。

「ーーもしかして、気にしてるの…?去年のこと。その後何度か会ってるじゃない。ひどいことされたなんて、もう思ってないよ?」


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