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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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二人の新しい関係-2

「私、何やってんだろ‥‥」

 牧田遥太が帰った後、瀬尾小夏はソファーに背を預けながら、自分で自分の言動を振り返り呆れ果てていた。

 あの後。小夏は軽くシャワーを浴びてから元の服に着替えると、その後に遥太にも勧めてシャワーを浴びさせた。

 そして、彼が帰る際にスマホで連絡先の交換を提案した。そこは知人・友人なら教え合う事もあるだろうし、今更気にしてはいない。

 けれど、年下の子と一線を超えた挙げ句これからの肉体関係を受け入れた。こちらの方が受け入れてはいけない事だったと思える。

 だが、瀬尾小夏は拒絶したくなる程、牧田遥太という人間が嫌いではなかった。

 確かにされた事はほぼ強姦に近くとても褒められた行為ではない。が、自分の体が満たされたのは事実ではある。

 今回の件を警察沙汰にするつもりはない。何より、自分の事を直球で好きだと言ってくれた事は嬉しさを感じていたのだ。

 ただ、それと思いを受け止めるには別な話だ。自分は彼にも説明した通り既婚者、瀬尾岩之助の妻だ。彼の年齢の高校生の恋愛とは全く話が違う。

 それに恋人関係になるにはまだお互いの事を知らなさ過ぎる。だから今は付き合うなんて出来ない。だからセフレになろうと言ったのだ。

 セフレ宣言こそ、今の瀬尾小夏の出せる最良の妥協案だ。少なくとも彼女自身はそう思っている。

 しかし、宣言した事で小夏は認めなくてはならなかった。人妻の自分が一人の男子高校生に身も心を揺さぶられたという、確かな事実を。

「(あのドラマのヒロインの事‥‥馬鹿に出来なくなったじゃない)」

 小夏は胸中で呟くと混乱した頭を鎮める為に一旦コーヒーを飲む事にした。その際にソファーから立ち上がろうとして、
 
「牧田遥太くんか‥‥」

 口に出してみたその名は、まだ一回寝ただけの関係であった。


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