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出会いはSTARTなり
【青春 恋愛小説】

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悲劇は休暇なり-1

いやぁ〜
とうとう夏休み





#6悲劇は休暇なり





後一週間で夏休みですよ
ん?期末がない?
細かいことはきにしない、中間と同じだよ

実は俺、瀬山 航は重大な決心をした

「夏休みまでに楓に告白しまっす!」
「ハハッ!航、屋上で宣言すんなよ。楓に聞かれるぞ」
ん、たしかに

そう俺は楓に告白することにした
今になってだが楓が好きなことに気が付いた

しかも日に日にその気持は増してって楓に目も合わせられない始末だ

「うおお!よしっ!哲也ぁー!憲司ぃー!お前らも告白しろやー!」
「わ…航、哲也とキャラかぶってる…」
「いやだー!ふられたくないー!(泣)」
哲也は秋奈
憲司は真奈美
完璧じゃん
「おーい、なにやってんの〜?」
「あぁ!」
哲也が真っ赤になった
「おぉ!秋奈さん、丁度良かった。哲也が話しあるって♪」
「ああぁ!航!」
「なに?話しって」
「うぅ、あの…その……放課後に!じゃあ」
叫びながら哲也は走っていった
「ちぃっ!逃げられたか」
「?」



ハテナマークを浮かべた秋奈を残してその日は終わった




翌日

今日は部活の朝練がないのでそのまま教室に行った
ドアを開けると机に突っ伏した哲也がいた

「……かわいそうに……大丈夫だ哲也、ガリガリ君おごってやるよ」
哲也は顔を上げた
「ぬわぁああぁ…グスン…ワタルゥ〜……ぬわんだくわしがふぅ〜……」
うわ〜号泣かよ
「で、なんて言われた?」
「ぬわあああぁ……グスン…んあ…なんていうか……貴方のことは好きだけどもっと好きな人がいるから……付き合えないぃぃ〜……てい〜わ〜れ〜た〜……うおぉぉぉん」
ふむ
「てことはだ、もし秋奈がフラレたら付き合っても良いと言うことか」
「あっ!そうか!その手があった!秋奈の好きなやつを呪ってやるうぅぅぅ!」
うわ〜コリャ重体だ
「秋奈の好きなやつってだれなんだかな〜…」

その日哲也は1日中泣いていて先生達に励まされていた


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