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『鬼と、罪深き花畜』
【SM 官能小説】

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『鬼と、罪深き花畜』-20

「あ、ああっ……」
 最初は凄く緊張していたせいか、肛門筋が頑強に抵抗していました。異物を押し付けられる感覚に目眩いがするんです。
「ミツルさん、女になれるのよ」
 志摩子さんが優しい声で囁くんです。
「は、はい……い、挿れてっ」
 床に四つん這いの僕はお尻を突き上げるようにして、志摩子さんに身を委ねたんです。
 ズブッ。
肛門筋を通過すると不思議です。まるで僕のアナルが自分で吸い込んでいくみたいに奥の方へ吞み込もうとしていたんです。でも途中で止まったビーズに無理矢理肛門筋を拡張されている感覚が悩ましいんです。
「ほら、簡単でしょ?」
「ああっ、あ……」
 後はズブズブッという感じで、志摩子さんに軽く押されるだけで、僕のアナルが次々と瘤を呑み込んでいったんです。
「ガハハッ。エロっぽい女の貌だぞ、ミツル」
 お尻を串刺しにされた悩ましい感覚に浸っている僕の貌を先生がうっとりとした目で眺めながら褒めてくれました。
(ああっ、アナルを串刺しにされたわたしを、もっと見てっ……)
 フサフサの尻尾をぶら下げて、それを左右に振っている恥ずかしい格好を曝していることが、僕を酔わせていたんです。
「一気に抜くわよ」
 志摩子さんは垂れ下がっているフサフサの尻尾を持って、6個のビーズを一気に引き抜いたんです。
「ああっ、い、いやあーーーっ。嫌あーーーっ」
 凄く気持ちのいい脱糞を連続して強制されたような快感に、僕は情けない女の声を放っていました。

 テーブルの上で、もう一度お二人の目の前でアナルビーズを自分の手で1個ずつ肛孔に咥え込ませたんです。やはり身体を串刺しにされているような奇妙な感覚が悩ましいだけです。性的な快感とは違う不思議な感覚です。
 尻尾をアナルから垂らしたままでテーブルの上で横たわるように言われました。
「ミツルさんが女になりたいのなら、アナルだけじゃなくって、オッパイも敏感で感じやすい器官にしなくちゃね」
 志摩子さんは絵のモデルの時のような淫らで妖しい表情に戻って、そう言うんです。両手に持った薔薇の花弁で僕のちっぽけな乳首を擦るように、グルグルと回してきました。
「あはっ、嫌っ。くすぐったいっ」
 僕はとてもくすぐったがり屋なんです。乳首だけじゃなくて、脇の下あたりをくすぐられると、耐え難いほど身をクネらせてしまうんです。
「へへっ。これは面白そうじゃねえか」
 先生もアトリエから絵筆を沢山持って来て、僕の左右の脇の窪みをなぞってきたんです。
 地獄のような嬲りです。縄で縛られたり、宙吊りにされる苦痛には耐えられても、くすぐり責めはゾクゾクとして我慢が出来ません。
「い、嫌っ、や、止めてっ……止めてえっ」
 薄っぺらな胸を仰け反らせて、女の喘ぎ声を噴き上げました。
 すると先生は僕のビンビンに勃っているオチンポにも2本の絵筆で嬲り始めたんです。
「あ、あああっ……ダメーーッ」
 背中を大きく仰け反らせた瞬間、肛門筋をヒクつかせたせいで腸襞に当たっていたビーズの瘤をグイッと突き上げたんです。何が何だか分からなくなるくらい、強烈な快美が沸き上がってきました。腸襞の奥に鋭敏な性感のポイントがあるなんて思いもよらない発見でした。
 乳首とオチンポを撫でつけられる愛撫に僕は狂ったように身を捩らせながら、肛門筋を使って性感のポイントを自分で擦り上げてしまったんです。
「ひいいっ……か、感じちゃううっ」
 異様な喘ぎ声を噴き上げたせいで、お二人は僕の異変に気が付いたみたいです。
「ん?……ミツル、まさか……おまえ……」
「うふっ、ミツルさんは凄いわ。もうアナルのポイントを自分で見つけたみたい」
 僕の肛孔から垂れているフサフサの尻尾がビクビクと震えているのを見られたみたいです。志摩子さんは乳首弄りの手を更に激しくして、薔薇の花弁をぎゅうーっと押しつけてきました。


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