『鬼と、罪深き花畜』-19
僕は志摩子さんのオンナの穴を初めて目にした時も、嫌と言うほど舐めさせてもらった時も、そこに肉茎を挿れて犯したいという牡本来の欲望を掻き立てられなかったんです。そのことに気付いていました。僕が普通の男の子じゃないのは確かです。オンナの穴に対する憧れというのでしょうか、そこの匂いを嗅いだり舐めさせてもらうだけで十分に満ち足りていたんです。
床に四つん這いになった僕は、ほぼ完璧なくらい女になっていたんです。紐のようなショーツからはみ出したお尻をプリプリと振りながら、先生の足元で牝犬のように戯れていたんです。
「ミツル。おまえはこの口で、俺の女になりたいと言ったよな?」
サンドイッチの欠片を牝犬に与えるみたいに、僕の口唇に押し込んでくるんです。
「い、意地悪っ」
僕は志摩子さんを真似た甘え声を出していました。
「へへっ。だったら、おまえのケツマンコをもっと拡張しないとな……これを挿れてみろ」
先生が僕の目の前に突き付けてきたモノは団子のような瘤が6個も連なっているアナルビーズでした。禍々しい黒のシリコン製でフサフサした尻尾まで付いていました。
「挿れてみろって……自分で?」
「そうだ。おまえはこれから毎日、自分で訓練して、柔軟で絞まりのいいケツマンコに造り変えるんだ。俺のチンポが咥え込めるようなケツマンコになってみろ。俺の女にしてやるのは、それからだ」
ひどいことを言う鬼のような男です。
僕が途方に暮れていると、志摩子さんが庭園の薔薇の花を切り取って戻ってきました。
「うふっ。ミツルさんも自分でアナルビーズを挿れるように言われたのね?」
どうやら志摩子さんもアナル拡張を自分でさせられたみたいな口振りでした。
「ミツルさんにはちょっと可哀想……最初だけ、わたくしがして差し上げますわ」
志摩子さんは僕の頭を撫でつけながら白絹の長襦袢の裾を割って、僕の目の前に真っ白いお尻を突き出してきました。お尻の割れ目から丸いリングの把手のようなモノが覗いていたんです。
「えっ?」
先程まで先生の巨根を散々味わっていたはずのアナルに何かを挿れていたんです。
「いいから、これを引っ張ってみて」
ちょっとお尻を突き出す格好になって、志摩子さんは僕に言ったんです。
僕は恐る恐る把手のリングを引っ張ってみたのですが、ビクともしないんです。
「情けない奴だな。ケツマンコはもっと乱暴に扱ってやるもんだ」
先生に叱りつけられ、僕は思いきり引き抜いたんです。ズボッという音がして透明なガラス玉が1個、志摩子さんの絞まりのいい肛孔から飛び出してきました。肛孔が自分の意思で吐き出したような感じでした。そのガラス玉は僕が挿れろと言われたシリコンの団子の3倍もある大きさなんです。
「うふ、驚いたでしょ……そのガラス玉が四つも入ってるの」
志摩子さんはお尻の谷間からガラス玉を1個ぶら下げたままにして、僕の背後に回ってきました。腰紐を解けば、ショーツはあっさりと取り払われます。
「この大きさなら痛くも痒くもないはずよ……きっと変な気分になるだけよ」
「へへっ。志摩子は随分ミツルには優しくするんだな」
「ミツルさんはあなたを虜にした憎らしい人だけど……わたくしも夢中にさせられるくらい素敵な人だから」
「こいつは実に美しいだろ?」
「ええ。女のわたくしでも惚れ惚れしますわ」