第十七章 扉の向こう側へ-2 今日、私は変わる。 もしかしたら、それは破滅への一歩かもしれない。 裕君が、夫の愛が・・・遠くへ消え去る可能性もあるのだから。 でも、私は決心したの。 無茶な計画だけど、最後までやりぬこうと。 男三人に同時に犯される。 二人に犯された記憶を消し去るほどの興奮を味わうのだ。 (ごめんなさい・・・・裕君・・・) 裕君が出ていったコテージの扉に向かって、私は何度もつぶやいていた。