プロロゴス-1
黒魔術教団から助けられたあたしは、アッチの元で魔女の修行をすることになりました。
ただ、あたしの家の火事で、父と一緒に焼け死んだのがだれか、それが大きな疑問でした
警察の最初の見解は何者かが訪問してきて、巻き込まれたということでした。
ところが検死報告で女の子は火災の時には既に死んでいたことが判明しました。
警察の捜査はそこで一時止まってしまったようでした。
あたしが警察に名乗りを上げなかったら、お父さんによる殺人と放火自殺ということで終わったかもしれません。
しかしあたしたちには、警察には言えませんが、その理由が分かっていました。あたしが拉致されて悪魔の儀式に使われたことを隠すためです。
さがす犯人としては、火葬場か病院の関係者です
その方向でアッチの調べは進められました。
そしてちょうど火事の前日に同じぐらいの子どもが死亡診断を受けていることが分かりました。
その遺体の移送に関わっていたのが、ある有名な旧家のひとりでした。
これは聖女レナという世界の中で、多次元世界のように起こる、アダルトな夢の深みを綴ったものです。
レナ・テイル 5
イブ