第十四章 自己紹介-12
3人で一人を犯す。
それは、まさしくレイプするに等しい。
通常のスワッピングとは少し違うかもしれないが、異常な興奮を呼ぶことは間違いがない。
僕は自分のことよりも、映見が心配だった。
あの華奢な身体で、三人もの男達の相手ができるのだろうか。
遂、最近までは超オクテで、フェラチオすらしたことが無かったのに。
そんな僕を気遣ったのか、藤本さんが優しい口調で話し出した。
「若槻さん、御心配でしょう・・・。
少し、無茶な提案で恐縮です・・・」
自分を落ち着けるためか、コップの水をゴクゴクと飲み干した。
「これは、ある種の実験なのです。映見さんはスワッピングにまだ抵抗があるようなので、ショック療法のような形で体験をしていただきたく思ったのです」
トツトツと語りだす口調は説得力があり、僕は真剣に聞いていた。
「勿論、乱暴なことは決してしません。
私とかおりが逸脱しないよう、
十分注意する所存です」
かおりさんが、小さくうなずく。
「2組のプレイは何台かのカメラでビデオにおさめます。不審な点が無いよう、お互いのパートナーが確認できるためです。当然、プライバシーは守るよう、住所を公開している私の方でデータ管理させていただきますので、ご安心ください。映像データを編集しましたら、我々8人のみが閲覧できるよう、私のブログサイトのIDとパスワードを配信させていただきます」
流れるように説明が続く。
「女性方みなさんはピルを飲んでいただいていますので、妊娠の心配はありません」
秋生の目が光る。
「すっげぇ・・・中出し、やりたい放題かぁ」
その言葉に、不覚にも僕の股間が反応してしまった。
映見にはしばらく妊娠しないようにピルを飲んでもらっていたが、こんな時のためと期待もしていたのだ。