第十四章 自己紹介-11
「フフフフ・・ホホホホ・・・」
こらえきれない笑いを暫らく吐き出している。
「あっー・・おかしい・・・」
目じりにたまった涙をぬぐうと、いたずらな目で僕を見つめた。
「映見さん・・役者なんだもの・・・
事前に了解済みよ・・・」
「ええっ・・・?」
目を丸くする僕に、映見が視線を交わすと小さく舌を出した。
「え、映見ぃ・・・?」
泣きそうな表情の僕の右腕に、そらちゃんの腕が絡んできた。
「やったー!じゃあ、じゃあさぁ・・・
裕君は私達で襲うってことぉ?」
無邪気に微笑みながら、耳元で話している。
「す、すご・・い・・・」
桜さんも興奮しているのか、唇を震わせている。
「アタシッ・・・一度、やってみたかったのよぉ
男の子をレイプするって・・・」
はしゃぐように僕の右手を両手で振り回している。
「ええっー・・・?」
秋生も目を大きく開いて、映見の方を見ている。
「え、映見さんを・・・我々で?」
新藤さんも興奮を隠しきれないでいるようだ。