『僕っていけない女の子?』-8
(3)
病室に戻ろうとしてナースセンターの前を通った時、若い看護婦が驚いたような顔をして僕に声を掛けてきた。
「宮内さん、どうかしたの?」
「え?……わ、わたし……何か変?」
「だってえ、顔が真っ赤よ。熱があるんじゃない?」
僕はだらしなくヨダレを垂らしていたかもしれない。美魔女の女医から新しい患者服を着せてもらっていたけれど、大量の発汗が止まらなくてオッパイが透けて見えていたかも。
それよりも、僕のオマンコの痙攣がいつまでも止まらなくて、糸のような蜜汁を廊下に垂らしていたはずだ。やっぱりノーパンノーブラでいるのはまずいと、ぼんやりした頭で思っていた。
「だ、大丈夫……わたし、今まで冴木先生に診てもらってたから」
僕はわたしと言っていることにも気付かなかった。熱を計ろうと言う看護婦を振り切って、病室に逃げるように戻っていた。
病室のロッカーの鏡で自分の顔を眺めてみた。
丸坊主の頭だけど、凄い美少女だ。愛らしい瞳がかすかに潤んでいる。頬は確かにお風呂でのぼせたみたいに真っ赤で、完全にイカレタ貌をしていた。凄くエロい表情だ。看護婦も僕のこんなにイカレタ、エロい表情に何か異変を感じたのかもしれない。
「カオル……おまえは、なんてエッチな女の子なのっ。僕の脳は耐えられないよ」
僕は自分の美貌に見惚れながら、恨めしそうに鏡に向かって呟いていた。
ベッドに潜り込んで、僕は美魔女とのことを思い浮かべていた。
まだ僕の脳内の記憶はこの病院の中の一カ月のことしか無い。そんな僕のフレッシュな脳に、美魔女とのことが鮮烈に刻み込まれていた。身体にも壮絶な絶頂地獄の痕跡が刻み込まれたままだ。
冴木志津子という女医は本当に悪魔のような魔女かもしれない。
美魔女から長大なペニスを初めて目の前に突きつけられて、僕は不安と恐怖に慄いていた。僕の幻のオチンチンなんて、カワイイもんだ。その倍くらいの巨大なペニスに圧倒されて、僕は処女の女の子のように脅えるしかなかった。
それを美魔女は僕の口唇と舌で舐めさせた。咽喉の奥まで突かれて、胃液を何度も戻して苦しい思いをさせられた。
男の僕がペニスをしゃぶらされるなんて、恥ずかしいと言うより屈辱が先に立った。しかも美魔女の割れ目から生えている双頭のチンポだ。間近に見た美魔女の割れ目はグッショリと濡れていて、野生の牝獣のような生臭い匂いがした。
屈辱的なイラマだ。そのはずだったのに……咽喉を延々と犯されているうちにゾワゾワするような奇妙な快感が背筋に這い上がってきて、その快感に溺れてしまった。まるで野蛮で粗暴な男に咽喉を乱暴に犯されている女の子になったような不思議な気分に染まった。
(ああああっ。こ、これって、僕が感じてるんじゃなくて……女の子の身体が勝手に感じてるんだよな?)
ゲホゲホ呻きながら、僕と女の子の身体が微妙な交錯を始めるのを感じていた。
「そろそろ、あなたをほんとの女にしてあげるわ」
美魔女がもう一度僕をソファに押し倒してきた時は、さすがに身震いがきた。
「僕、僕は初めてだから……」
イラマのように乱暴にしないでと言いたかった。
「うふっ、そうね。男の子になったあなたの初めてのエッチよね……そう言えば、あなたを男に変えて蘇生させたのは志津子だから、あなたは志津子の息子同然よ。あたしはあなたのママってことよ……くふふっ、僕ちゃんがママとの初めてのエッチでどんな風にヨガリ狂って悶え哭くのか、ワクワクしちゃう」
美魔女はこんな恐ろしいセリフを口走りながら、あの巨大なペニスを押し当て、ズブ、ズブーッと一気に僕の身体を貫いてきた。