『僕っていけない女の子?』-14
確かに鞭の強烈な衝撃で過去の記憶の断片が一瞬、頭に蘇った……宮内薫が付き合っていたらしいイケメンの卓也がいた。場所は卓也の部屋だろうか。卓也自身の写真が壁にいっぱい貼ってあった。
『ねえ、あたしって、綺麗?』
卓也は女のセクシー下着を穿いて、女の化粧までして『わたし』に見せつけていた。気持ちの悪い声だった。四つん這いで、嫌らしい媚びを売るような仕草だ。
『あんたなんて、最低の変態よっ』
記憶の中の『わたし』は卓也を乱暴に足蹴にしていた。卓也はそうされることを歓んでいるみたいだった。
『ああん、ひどいっ。カオルのことがこんなに好きなのに』
何てヤツだろう。卓也は『わたし』の穿いていたショーツを口に咥えて、舌でベロベロと舐めていた。そして甘えたような声で言った。
『ああん、あたしをいつものようにカオルの牝犬にしてねっ』
小野田卓也は男の身体のくせに、頭の中は倒錯した変身願望が渦巻いている女そのものらしい。女のような目をして、陶酔していたのだ。
頭と身体が、今の僕とはまったく正反対だ。
ようやく蘇ってきた宮内薫の記憶の断片は気味の悪い変質的なものだった……。
「鞭だけで昇天したようだな。うははっ……しかし、もっと悩ましい女の貌をして、喘ぐんだっ」
院長先生が怖い顔をして、呆然としている僕を怒鳴りつけていた。
「いいかね。世の中にゃな、凄い苦労と大金をはたいて女の肉体に改造してるニューハーフや、密かに女の格好をしたがる女装趣味の男がゴロゴロいるんだ。奴らはそれを望んで歓んでやってるんだぞ……君はこんな素晴らしい女体を持ってるんだ。もっと悩ましい女になって、狂えっ」
院長はそう言いながら、僕の女膣と花芯に鞭をパチパチと軽く当てていた。
院長は僕にも卓也のような性倒錯した男の頭になれと言っているのだろうか。
(ぼ、僕も……卓也みたいに?)
胸がときめくような奇妙な気分が沸き立っていた。
「あああっ……も、もっと強く打ってえっ」
僕は気味の悪い記憶を振り払いたくて、お尻をクネらせて言った。
「どこを?」
「ううっ。わ、わたしのオマンコッ……女の子の大事なとこっ」
「おまえ、男じゃなかったのか?」
院長はわざと蔑むように言う。
「ああっ。カオルは女の子よっ。嫌らしいオマンコを持った女の子よっ」
美魔女が鼻フックのゴム紐を吊り上げ、僕の美貌を天井に向けて仰け反らせた。
「あらら。僕ちゃんはすっかり女の子になって、鞭でヨガってんの?」
「いやあん。綺麗な鼻が壊れちゃうっ」
「うふっ。豚みたいな醜い鼻よ」
「あふうん。む、鞭がいいのおおっ。豚みたいな鼻にされるのもいいのおっ」
僕は鞭打たれているお尻をクイッ、クイッ、クネッ、クネッと嫌らしく振りながら、少女の顔を天井に向けて突き上げていた。
あさましく突き上げているオマンコを院長のぶっといオチンポで背後から貫かれながら、鼻フックで操られる顔を美魔女の女陰に擦りつけていた。
(うううっ。こんな凄いの、た、たまんないっ……)
僕の男脳が錯乱していたのは確かだ。
初めて味わう美魔女の生臭いオマンコを舐めまわすのも素敵だった。いや、素敵なんてもんじゃない。濃密な蜜汁をジュブジュブ吸いあげる度に、幻のオチンチンが狂ったようにいきり立って、男の射精を繰り返していた。
「僕ちゃんは女のオマンコを見るのも、舐めるのも初めてだものね。女のオマンコを舐めるのが大好きになるでしょ?」
「うぐぐっ、ぐふうっ」
僕は鼻フックで吊られている顔を何度も頷かせながら、初めての女陰の匂いに酔っていた。生臭いと思っていたのに、甘美な牝の芳香に蕩けてしまいそうだ。