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人妻ハメ好きの友人
【熟女/人妻 官能小説】

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女教師・七条比奈-8

 二年四組のクラスでは、授業の一環で生徒らに黒板の前に立たせて英語例文で会話の練習をさせていた。

「Nice day, isn't it?」

「Yes,it is」

 ソーグッド、とALTの講師ブラウン先生は満面の笑みでグッドサインを送る。金髪オールバックの中年の男性は、背広姿だけ見れば海外の会社のビジネスマンに見えなくはない。

 答えた二人の生徒は少々照れた様子で席に戻る。

 遥太は自分の席で英会話を聞きながら、胸中で思う。

「(英語の授業始まって結構経つけど、颯人は結局戻って来なかったな)」

 チラッと、視界の端で教室の窓際一番前の席を映す。そこは空席になっているが、机の隣側に見たことのある颯人の無地の黒いショルダーバッグが掛かっている。

 遥太は今回颯人が教室に戻って来なかった事で、彼の席が窓際一番前だった事を初めて知ったのだった。

「(成績の事って言ってたけど話はとっくに終わってる筈だし、もしかしてサボりかな?)」

 友人になる前は気づかなかったが、よくよく思い出してみれば颯人の席にショルダーバッグがあっても、本人がいない時があったような気がする。それも授業中に。

「(颯人が授業中答えているのって、あんまり見ない気がするな)」

 遥太は左手で頬杖をかきながら、シャープペンの先をコンと机の上で開いている英語の教科書のページに突き刺した。

「(ってか英語の授業退屈だよな。ネットでアニメの情報でも見ようか)」

 遥太はシャープペンを置いて、ポケットからスマホをこっそりと取り出すと、机の下に隠しながら操作する。その際に、待受画面に通知がある事に気づく。

 相手は他ならぬ颯人からであった。メッセージ以前に今当人がどこに居るのか気になるところではあるが、一先ず遥太は内容を確認する。

「(えっと『今、英語の授業何やってる?』か‥‥)」

 遥太は打ち込む前に念の為辺りを見回す。

 教壇の前では、ブラウン先生に説明を受けている次の生徒らが英語の会話を始めようとしている。遥太はその間にスマホの画面をタッチしてササッと文章を打ち込む。

「(ブラウン先生の、提案で、英語の会話、練習、やってるよ‥‥っと)」

 文章を打ち込んで送信すると、バレないように気を配ってからネットサーフィンを始めた。胸中で颯人の所在を多少は気にしながら。


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