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拓哉と美穂とお母さん
【二次創作 恋愛小説】

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美穂が訊ねて-1

日曜日

「こんにちは 初めまして 進藤美穂です 宜しくお願いします」

「入らっしゃい 初めまして拓哉の母です こちら主人 宜しくね」

「何処で 拓哉と知り合ったの」

「会社で 私の新人研修をして呉れたのが 出逢いです」

「拓哉 仕事を教えないで ナンパしたの 貴方どんな仕事してるの?」

「違うよ 最初は教えたけど その後だよな 付き合いだしたの
 部署違ったもんな」 拓哉が慌てて否定した

「社内のレクレーションで バーベキューに行った時かな
 美穂と話して 何か懐かしくって 話したんだよな」

「そうなんです 拓哉さんとお話してて 昔から知ってるような気がして
 その後 一緒にデートするように成ったんです」

「お付き合いして どれ位?」

「まだ 半年かな」  拓哉が言った

和美は座って居る美穂を見つめ乍ら

「美穂さん 変な事聞くけどお母さんの名前 恵美子さん?」

「そうですが 母をご存じですか」 美穂が首を傾げながら和美を見た

「やっぱり 何か貴方に 見覚え有ったのよ」 和美の目に涙が出始めた

「・・・美穂さん・・・」     和美はそのまま 美穂を見つめていた

「恵美子さんに お会いしたいわ お母さんに 田処和美が会いたがっていると
 伝えて 貰えないかしら」

「母さん 田処って?旧姓?」 拓哉が怪訝な顔で母を見た

「お父さんと 結婚する前の姓」

「稲垣が お母さんの姓でしょう」 拓哉が怪訝そうに母を見ていた

「進藤さんとお知り合いに成った頃の姓なの」



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