第五章 惨劇-2
「いやっ・・いやっ・・・」
増幅していく快感に戸惑いながら、左右に頭を振る。
「だめぇっ・・・ああっ・・だめぇっ・・。」
右手で口をふさぎ、声を絞り出す様が何とも隠微に映る。
「おおおっ・・す、すげぇ締め付けるぅっ・・・」
細いウエストをつかむ男が、大きなうめき声を出す。
「いやっ・・・あっ・・ だめぇっ・・いくっ」
その瞬間、ヴァギナがキュッとコックを締め付けるのが、わかった。
「おほっー・・・」
茶髪が、はやすように声をかける。
「へへへっ・・・」
ロンゲが笑って反応するが、映見には何も聞こえはしなかった。
「あんっ・・あんっあんっあんっ・・・」
間断なく悲鳴をあげ続けるメス犬と化していたのだ。
(いいっ・・ああ、凄く、いいっ・・・)
スワッピングで味わった時以上の、不条理な官能に溺れている。
(わたし、なんていやらしいの・・・?)
見知らぬ男達とセックスをしている。
レイプされたにも関わらず、感じているではないか。
「あっ・・・あっ・・も、もっと・・・」
自ら腰を激しく上下させ、無意識に吐く言葉はおねだりしているようではないか。
ヴァギナからにじみ出る愛液とともに、白いものが見える。
茶髪が放ったザーメンだった。
自分の残した痕跡を見ている男のペニスは既にそそり立っている。
携帯の録画を止めて再生をクリックすると、さっきのシーンが映し出された。