魔物戦記(序章)〜二人の出会い〜-2
「これで信じてくれた?」
「もう!バカ!不信度アップよ!何考えてんのよ!」
「そんなに赤くなんなくてもいいじゃんよ、オレと亜美の仲じゃん」
「どんな仲よ、思いっきり初対面よ!」
そこで亜美は気付く
「なんで私の名前知ってんのよ!」
「俺たちの中じゃ有名人だよ霧咲亜美〔きりさきあみ〕ちゃん18歳、彼氏なし」
「彼氏なんて関係ないでしょ!適当な事言わないで!」
「えっ!彼氏居るの?」
「そ、それは・・・よ、余計なお世話よ!」
「居ないんじゃん」
「うるさいわねぇ結局何が目的なの?」
「仕事手伝うの」
「はぁ?あんた正気なの?あんたはバンパイアでしょ?魔物が魔物退治なんて聞いた事ないわ」
「あんたはやめろよ、俺はノウェ=ラザフォードってんだよノウェでいい、それと・・・」
ノウェは周りの死体を見る
「こんな奴らと一緒にするなよ、俺は原種だ」
「それにしても」
「いいんだよ、俺が決めたことだ」
「ま、まぁいいわ」
「本当か!」
「かなり異色だけど、まぁこんなコンビも面白いかもね」
「おう!その柔かい発想いいねぇ若々しくて、んじゃよろしく〜」
そう言ってノウェは亜美に向って行く
「待って!」
「何?」
「・・・キスは、なし」
「なんで?」
「少しは考えてよ!私だって年ごろの女の子なの!」
「すまん」
「まぁ兎に角よろしくね」
「おう!」
ここから二人の旅が始まるのだがそれはまた次回作で