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翔太と美咲
【初恋 恋愛小説】

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翔太の初恋-1

翔太 彼女出来たか?

大学のキャンバスで健太が声を掛けて来た
まだ 居ないよ 彼女なんて要らない

何で? 彼女作って楽しくやろう

俺の話聞いて呉れる

良いよ

・・・俺高校卒業の時・・・・・・・・・
・・・もう 一か月経ったんだ・・・・・

俺が 高校二年の時 彼女が俺の学校に来たんだ
今年から 君たちの現国を担当する森山先生だ

宜しく お願いします 森山美咲です

俺は 一目惚れしてしまったんだ 小さな先生だったけど
長い髪と 大きな目に 参ったんだよな それから
現国は 楽しみだった 一生懸命勉強して 何時も
質問して 先生を何時も見てたっけ 年は30歳とか
聞いた事あったけど 幼い顔してたから 女子大生に
間違われたって 笑て言ってた事あったな

俺が3年に成って 期末終わった日に 職員室に言って
森山先生の処行って 質問するふりして 手紙渡したんだ
先生少し 困った顔して それを隠すようにバックに
仕舞ってくれたんだ

俺 手紙に先生が好きです 付き合ってください
前の晩 何枚書き直したか 判らない位 書いたな
俺の 携番書いて 電話下さいって書いておいたんだ

次の日から 夏休みじゃん 待ってたんだ 
・・毎日・・毎日・・毎日・・毎日・・

夏休み始まって 3日目かな土曜だった 覚えてる
知らない 番号から懸かって来た時 先生だ
  嬉しかった 直ぐ電話出てそしたら先生が
手紙ありがとうね でも駄目だよこんな事したらって
言うんだ  俺先生好きです 一度会って下さいって
何度も 頼んで 次の日ファミレスで会って貰ったんだ

次の日 何着て行こうか 凄く悩んで 結局何時もの
Gパン Tシャツだったけど
ファミレスの待ち合わせの30分前に店に入ったら
先生座ってて 驚いちゃった 先生の前に座ったら
大きな目で 俺の顔見ながら 有難うって言って呉れて
嬉しかったよって 微笑んでくれたんだ
嬉しかったな 先生に言われて

でも 駄目だよ井上君 これから受験でしょ 勉強しなきゃ
俺 先生の事好きです 何回も言ってたっけ
先生が困った顔で 駄目よって何回も言われて 俺涙流してたんだ
他の席の人が 俺達の事見始めて 先生慌てて 出ましょうって

先生の車で 30分位走ったかな 海の傍の駐車場に止めて呉れて
俺 先生の事 逢った時から好きだったんですって 抱き着いて行ったんだ
先生小さいのに 俺の体思いっきり押して 駄目よって言うんだ
俺少し泣きながら 先生俺の事嫌いですかって 聞いたんだ
先生 下向いて 何も言わないんだ 

もう一度 俺 聞いたの 俺の事嫌いですか?
先生下向きながら 首振って呉れて 嬉しかったな
先生が顔上げて 俺の事涙浮かべながら見て呉れて
俺 先生を抱き寄せたら 俺の胸の処に顔付けて呉れて
先生を抱き締め乍ら 先生好きですって何度も言ってたっけ

先生が顔上げたから 俺口付けたの 先生の唇柔らかかったな
女の人と した事無いから どうしようか判らなくて
只 口付けて 先生の唇と合わせて居たら 先生の舌が
俺の口の中に入って来て 気持ち良かったな

凄く長い時間 口付けてたと思うんだけど 先生が起き上がって
此処では 駄目って 初めてホテル連れて行ってもらって
先生に 色々教えて貰ったっけ 先生小柄で おっぱいも
小さいから 子供みたいだった お風呂に入ると 俺の膝に
すっぽり入るんだ 小さな子抱いてるみたいだった

夏休みは いっぱいデートして貰った 海にも二回行ったし
映画も行ったし 金曜土曜はお泊りさせて貰ったんだ
先生の手料理も沢山食べさせて貰った 美味しかったな
勉強もさせられたよ 幾つも課題出されて 後で教えてくれてね

二学期に成って 受験勉強で 余りデートできなかったけど
月に一度かな 先生の処に泊めて貰って 御飯食べさせてもらって
後必ず 勉強させられるの テストの悪い処を教えて貰って
テーブルに座って ノートに向かってると横に先生座って
教えてくれるんだ 先生に抱き着くと 頭叩かれたっけ

クリスマス 先生とホテル泊って 先生にネックレスプレゼント
したら 先生手編みのマフラーを俺に呉れたっけ
嬉しかったな ホテルの窓から 街の明かりが見えて
先生と二人で ずーっと見てたの 忘れられない夜だったな


大学受かった時 直ぐに先生に電話して 先生凄く喜んで呉れて
俺家に帰らないで 先生の部屋に行ったら 抱き着いて呉れて
嬉しかったな その次の週 先生と旅行したんだ 2泊3日で
楽しかった 先生に大学卒業したら 結婚してくださいって
その時 言ったんだ 先生黙ってたっけ

卒業式が 終わった時 先生に挨拶したんだ 4年待っててって
先生が言うんだ

     「翔太君 今日でお別れね」
     「・何で・? 」
     「私 学校辞めて田舎に帰るの」
     「美咲 駄目だよ 俺大学行かない 結婚しよう」
     「・・翔太・・嬉しいけど‥ダメよ・・貴方は
      大学卒業して 社会に貢献しないと」

目に涙 いっぱい浮かべて 俺にそう言って 職員室に入って行ったんだ
後ろ姿見た時 美咲の心が何か判って 俺泣きながら 家に帰ったんだ


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