第四章 むなしい抵抗-2
(出してっ・・イッパイ、出してっ・・・)
泣き出しそうな男の表情を見上げながら、映見は動きを早めていく。
(熱いのを・・・イッパイ・・出してっ)
「おおおぉーっ・・・
おおっ・・おおおっー・・・・」
のけぞらせた男は口の中で爆発させた。
「んぐぅ・・むぅんっ・・・。」
吐きそうな苦しみを耐えながら、映見は飲み込んでいく。
ゴクリと喉が上下した。
「んふっ・・・・むぅふ・・んんん・・・」
脈打つペニスを咥えたまま、右手を激しく滑らせる。
「おはっ・・・あはっ・・あはっ・・・」
痛いほどの快感が男を翻弄する。
「ああぁ・・・ああ・・あ・・・・」
トーンダウンする声が吐息に変わるころ、ようやく映見は唇を離した。
コックの先が白い糸の如く、映見の顔とつながっている。
「はぁっ・・・んはぁ・・はぁっ・・・」
映見も荒い息を吐き続けている。
「へへへへへっ・・・」
快感から回復した茶髪が、ニヤついた声を出しながら映見の顔を振り向かせた。