第三章 蘇る味-3
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「んふっ・・・んっんっ・・んふっ・・」
いつしか、回想の中の自分と同じようにリズムを早めていた。
「おぉっ・・・かっ・・はっ・・・」
茶髪の男はあまりの快感に、映見の頭を両手で抱えている。
「すっ・・・・す、凄ぇっ・・・・。」
小さな唇がコックを滑るたびに、いびつな形に変えている。
少女のようなあどけない顔立ちが、淫靡な行為の興奮を掻き立てる。
「んふっ・・・んっんっ・・んふっ・・・」
夢中で味わう様は、男の征服感を満たすには十分だった。
「やけに素直じゃねぇか・・・」
「やるねぇ・・・お姉さん・・」
からかうような声に、薄く目を開けた映見は男達を見上げた。
「おほぉっ・・・おぉっ・・おぉっ・・・」
滲んだ視界に、喜びに咽ぶ白い歯が大きく開いた口に並んでいる。
映見の頭を両手で抱えながら搾り出す声が、身障者トイレの中に響いていく。
「おっ・・・おいっ・・お、俺もっ・・・」
太い腕が、のけぞる茶髪の男から奪うように映見の顔を引き寄せる。
「あふぅ・・んん・・・・」
強引に引き離された唇から唾液が糸を引いている。
その赤黒いペニスを右手に残したまま、左手のコックへと導かれていく。
「ぐぅっ・・・」
口の中に押し込まれた瞬間、別の汗臭い匂いが広がっていった。
「おおっ・・・」
日焼けした顔を歪ませ、わざと隣の茶髪に聞かせるように呻いた。
「へへへっ・・・」
途切れた快感を惜しみながらも、素直に相棒へ譲ってやった。
「んっんっんっ・・・んっんっ・・んっんっんっ・・・」
新しい対象に向かって再びリズムを刻み出す映見に、感嘆の声が漏れる。
「中々、エロいよなぁ・・・・。」
レイプの興奮に目を輝かせている。
「本当、本当・・・」
二人は獲物を分かち合うように、映見の頭を優しくなでている。
「上手だぜ、お姉さんよぉ・・・」
優しい口調に、何度もあの時のシーンが蘇る。