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「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第二章 あらがい-1

第二章 あらがい

「いっ・・やぁ・・・」
大きな声をと思ったが、映見の叫びは曇った音で搾り出されただけだった。

いつの間にか、壁に押し付けられるように男の身体が覆いかぶさっていた。
男の膝が腹部を圧迫する。

(いやっ・・・いやっ・・いやっ・・・)

声にならない。
心の中では必死で叫んでいるのに、肺に空気が入らないのだ。

「へへへへへっ・・・」

熱い息が耳元に吹きかかる。
汗と安物の整髪料の匂いが、むせ返るようだ。

「そう、そう・・・。
 叫んだり、大きな声はNGだぜ・・・」

こういう行為に慣れているのか、男達は余裕ある態度で映見を囲いこむ。
茶髪の男はポケットからタバコを取り出すと、口に咥えたまま映見の顔をのぞきこむように近づいた。  

手にしたライターの火をつけ、おびえた瞳に映る炎をジッと見つめている。

「あっ・・ああぁっ・・・」
映見の膝はガクガクと震え、立っているのもやっとであった。

「怖いか・・・・?」
囁く声が恐怖をあおる。

「そうだよな、
 100円ライターだって火傷するには十分だ」

「ひっ・・・」

思わず目と閉じる映見を眺めながらタバコに火をつけ、ゆっくりと煙を吐く。
普段はタバコを嫌う映見は煙にむせることも忘れ、必死に耐えている。

「いい子だ・・・。
 そのままジッとしてるんだ・・・」

ロンゲの男も楽しそうに囁きながら、映見のそばににじり寄った。

「可愛いなぁ・・・」
映見の髪を、指先で弄ぶように撫で付けている。

「本当、今までで一番の上玉さぁ・・・」
男達のいたぶりに耐えかねたのか、映見の両目から涙が溢れ出した。

「お、お願い・・や、やめてぇ・・・」
か細い声は、消え入りそうに力なく放たれる。


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