第一章 不条理なプロローグ(画像付)-7
『奥まで飲み込んでごらんなさい・・・
そう・・・もっと・・そう・・・・』
『んん・・んっ・・・」
命じられるまま、唇を滑らせる。
『ぐぅっ・・・』
喉の奥まで達した熱い感触に眉をひそめた。
『大丈夫よ・・・力を抜いて・・・
息は出来るから・・・』
声の言う通りだった。
《本当・・・・苦しくない・・・》
嬉しくなって、一層奥まで飲み込んでいた。
生臭い味が口中に広がっていく。
ケダモノの匂いがする。
《おい・・・しい・・・》
素直にそう思った。
心が軽くなっていく。
『んっ・・・ふぅ・・あはぁ・・・』
熱い感触が滑っていく。
唇を放すと自分の唾液でヌラヌラと光っていた。
『ねっ・・美味しいでしょう・・・?』
目を開けると隣に座る女を見た。
素直に頷いている自分がいた。