第二十四章 鏡(画像付)-12
『おおおおおっ・・え、映見ぃ・・・』
あの人の声が聞こえる。
『あんっ・・・あんっ・・・
あああっー、あっあっあっ・・・』
官能の海を泳いでいく。
頭の中は真っ白。
『はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・はぁっ・・・』
激しい突き上げと共に荒い息遣いを感じる。
『あああっ・・いいっ・・・藤本さんっ・・・』
男の名を呼ぶ私。
『かおりっ・・・かおりぃ・・・』
女を貫く夫。
入れ違えたパートナー相手に、擬似スワッピングを繰り広げていく。
もう、戻れない。
禁断の果実を手にした私達は、一体何処へ行くのだろう・・・。