第二十三章 新しい夫婦生活-6
『ああんっ・・いい・・いいっ・・・
いいですぅ・・・』
妻が調教されている。
男に命じられるまま返事をし、悦びの声を出している。
屈辱的なシーンに、自分までも犯されている気がした。
(ク、クソッ・・・)
僕は怒りを女にぶつけた。
アイツ、藤本の妻を僕も犯していた。
目の前にある大きなヒップを引き寄せ、深く腰を突き上げた。
『あひぃっ・・・』
短い悲鳴が聞こえる。
『おおおおっ・・・』
男への復讐に僕のコックも益々エレクトしていった。
『ああああっー・・・す、凄いぃー・・・』
かおりは何度も背中を仰け反らせながら昇っていく。
『い、いいのぉー・・・この人、凄いぃー・・・』
自分の夫である藤本に向かって切ない表情で叫ぶ。
『おおお・・・か、かおりっ・・・』
その度にアイツは興奮した口調で声を返していた。
僕と同じように嫉妬と悔しさを感じているのだろうか。
僕と目が合うと、フッと笑みを浮かべた。
官能をかみ締めるような表情は、本当に嬉しそうに見えた。