第二十二章 メス犬-2
「おおお・・かおり、
凄く感じているじゃないか?」
藤本さんが嬉しそうに言う。
「だ、だって・・・
ああっ・・ああああああっ・・・」
僕が激しく突き上げるから、かおりさんは言葉を繋げない。
「え、映見ぃっ・・・」
僕は何度も妻の名を呼んでいた。
「あっ・・・あんっあんっ・・・
いやっ、いやぁ」
映見は首を振って叫んでいる。
「こ、こんな・・・こんなぁ・・・」
細い両腕を突っ張り、懸命に身体を支えていた。
「あぐぅっ・・・」
突き上げられる度に、苦しそうに顔を歪めている。