第十九章 挿入-9
(そん・・・なぁ・・・)
余りの事に、私はパニックを起こしていた。
「君と僕は繋がった・・・
一つになったんだ・・・」
「あぐぅ・・・あああ・・・」
(し、信じられない・・・)
だけど、容赦なく言葉は続く。
「そうだ・・・映見さん・・・」
「ああんっ・・はあぁ・・・あああ・・・」
私の理性を破壊するように。
「セックスしてるんだ・・・僕達は・・・」
「ああっー・・・」
私は思い切り、しがみ付いた。
(わ、わたし・・・して、る・・・・)
強烈な官能が突き上げてくる。
(こ、この人と・・・)
「ほら、これがセックスの快感だよっ・・・」
徐々に腰を動かしてくるのが分る。
「どう、感じるでしょう?」
(ああ・・あ、熱い・・・)
感じる。
凄く、感じるんです。