第十九章 挿入-3
「あ、ああっー・・・」
(ほ、本当に私・・・)
背中を仰け反らせながら、私は思った。
(こ、この人と・・・・)
セックスをするの?
(こ、こわい・・・)
どうしたというのだろう。
ザーメンまで飲み干した相手なのに。
夫とかおりさんの挿入の瞬間を見たせいかしら?
今更ながら、大変な事をしようとしている自分を意識してしまったんです。
「さあ、パンティーを脱ごうか・・・」
私の身体を浮かせ、剥ぎ取っていく。
「ああ・・い、いやぁ・・・」
暴かれた涼しさが羞恥心を増幅する。
ジャリッとした感触が股間に押し付けられた。
「あ、ああっ・・・」
(ペ、ペニスが・・・・)
熱く硬いものが、ヴァギナを刺激する。
「あああっ・・あっ・・・あっ・・・」
声を止める事が出来ない。
切なさと共に、不条理な官能が湧き上がってくる。
「貴方はこれから僕とセックスをする・・・」
「ああっー・・・」
「僕の、このペニスで繋がるんですよ・・・」