ふたりで撮影会-2
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ある日、俺はむむチャンと里山公園に出かけた。
その日は平日だった。そして遠足の子どももいなくて、むむチャンと二人で貸切状態だった。
小さな水車小屋があった。俺はその陰にむむチャンを連れて入ると、いきなり裸になった。
「……どうしたの?」むむチャンが聞く。俺はむむチャンに、むむチャンと同じ玩具デジカメの『ブルーバージョン』を手渡した。
「これで、俺のヌードを撮ってほしいんだ。」
「うん、」むむチャンはうなずいた。「撮ってみる!」
俺はむむチャンの前で、適当にポーズをとる。
さすがむむチャン。ひるむことなくモニターと生身の俺とを見比べながら次々と撮影していく。
撮られてゆくうちに、俺のチンポコは硬くなってきた。むむチャンはそれを見て、あきらかにチンポコをメインに据えた構図で撮影していた。
「むむチャン………」俺はカメラを操作しまくるむむチャンに呼びかけた。「なあに?」
「むむチャンも、ヌードになって、一緒に撮ろうよ。」
「うん、わかった!」
てっきり渋るか拒むものだと思ってた。
むむチャンはためらうことなく、そばに置いた俺のバッグの上に服を置きながら下着まで脱いでしまった。
「わあ!」俺は声をあげた。「全部脱いじゃったの?」
「だって……」むむチャンは、俺に寄ってきた。「いつも一緒だもん。」むむチャンのどこかの肌に触れた俺のチンポコは、それだけでオナニーに勝る快感を得ていた。
「じゃ、」俺はむむチャンの持つブルーのデジカメを手にした。「次は俺が、むむチャンを撮るね。」
「えーっ……すごい。私、撮られるんだ……」そう言われて初めて気づいた。(むむチャンを撮ったこと、なかったなぁ……。)
全裸のむむチャン。俺は身体を低くして、見上げるようにカメラを構えた。するとむむチャンは、両手を頭のうしろにまわして、腰をつき出すポーズをとった。
「おお、いいねぇ。」思わず声が出た。「あのね、」むむチャンが言う。「ママが持って帰ってくる本にね、こんなことしてる女のひとの写真、いっぱい出てるの。」
(どんな本だ……?)俺は戸惑いながらも、シャッターを押した。(相手のオトコの趣味かなぁ……でも、少なくともむむチャンはそういう写真がキライじゃないんだな。)
撮影が進むにつれて俺のカメラは視点が一段と低くなり、むむチャンの股間からむむチャンの顔までが、ひとつの視野に一直線に並んできた。
「ねぇ、」むむチャンが言った。「そんなに近づいて撮れるの?」
……たしかに、あとで見るとぼやけたワレメの向こうにむむチャンの可愛い笑顔が輝いている画像ばかりだった。