第十八章 愛の告白-6
(いやらしい・・・わたし・・・)
ケダモノに変わった自分を見て欲しかった。
愛する夫に。
それが裏切りに対する報復だと思う。
でも、それ以上に熱い気持ちが私を駆り立てていく。
「うふぅ・・んん・・・」
二人の視線を遮るように、白い身体が裕君に覆い被さった。
ソファーに登りながら夫の身体にまたがろうとしている。
「ねぇ・・・欲しい・・・」
鼻にかかった声で顔を近づけていく。
「あむぅ・・・んん」
熱い唇を受け止めると、夫は逞しい両腕で彼女を引き寄せた。
「か、かおりさん・・・」
「ああ・・・んん・・・。」
こじ入れた舌で激しく蹂躙していく。
「好きだ・・・かおりさん・・・」
感情を込めて囁いている。
まるで私に聞かせるように。
夫も、燃えている。
ケダモノになっていく。
「嬉しい・・・私もぉ・・・」
抱き合う二人は熱いキスを繰り返していく。
「あああ・・・あふぅ・・んん・・・」
かおりさんの手が裕君の股間に伸びた。
「ああっ・・・」
私は小さく声を出した。