第十八章 愛の告白-5
「美味しかったのぉ・・・
んんふぅ・・・愛している・・・」
舌をこじ入れ、唇を貪っていく。
「好きぃ・・・ああ・・
あみゅぅ・・・大好きぃ・・・」
チラチラと夫の顔を見ている。
(ああ・・わ、わたし・・・)
裕君の目の前で愛の告白をしている。
身体だけでなく心まで捧げてしまったんです。
この人に。
会ったばかりの見知らぬ男に。
「おおお・・・え、映見さん・・・」
彼も力を込めて抱き寄せてくれた。
「あはぁ・・・んんん・・・」
(あつ・・い・・・)
押し付けたパンティーの下に硬いものを意識すると、私は腰をくねらせた。
「ああ・・凄い・・・すごいぃ・・・」
私は裕君の顔を見つめながら、妖しい声を漏らしていった。
「熱い・・熱いのぉ・・・ああ・・凄いぃ」
視線を反らす事無く見つめる私に、夫の顔が見る見る強張っていく。
「硬い・・のぉ・・・ああ・・熱いのぉ・・・」
夢遊病者のように私は声を出していた。