第十六章 獣の味-4
小刻みな快感が何度も走る。
「ああっ・・・」
ようやく手が放された。
「あはぁ・・・はぁっはぁっ・・・」
私、荒い息を漏らしながら霞んだ目で見上げたんです。
「フフフ・・・」
いたずらっぽい表情で微笑んでいる。
私の髪を優しくなで上げてくれている。
自分がこんなに感じやすいなんて、知らなかった。
全部この人に教えてもらった気がする。
「お願いです・・イカせて下さい・・・」
だから低い声で言われた時、凄く嬉しかったんです。
「あはぁ・・・はぁ・・・ん・・・・」
返事の代わりに目蓋を閉じると、唇を近づけていったの。
「おおっ・・・」
荒い息のままペニスを飲み込んでいく。
バストに残る愛撫の余韻が心地良い。
「んふっ・・んふっ・・・
んっんっ・・んっんっ・・・」