第十六章 獣の味-2
「んっ・・ふぅっ・・んっ・・・」
私、気がついたら生臭いコックを夢中で味わっていたんです。
「おおお・・・・いい・・凄く上手ですよ・・・」
この人、大袈裟に反応してくれるから嬉しい。
「本当・・・?」
おずおずと聞く私の頬を撫でて言う。
「本当ですよ、自信を持っていい・・・」
「痛くない?
かおりさんみたいに上手じゃないから・・・」
私、何を言っているのかしら。
まるでレッスンを受けているみたい。
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