第十三章 決心-2
(嬉しいっ・・・)
私、ギュッと広い背中を抱いた。
「美しい・・・」
私の顔をジッと見つめてくる。
「なんて、美しいんだ・・・」
頬に手をかけ、もう片方の指でブラウスのボタンを外していく。
私は半ば目を閉じ、されるままになっていたの。
襟元が徐々に開いていく。
(ああ・・わたし・・・)
脱がされている。
夫ではない男に。
今日初めて会った見知らぬ人。
その膝の上に、またがるように抱かれている。
熱い。
スカートの下に履いているパンティーに、太ももが押しつけられてくる。