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(自称)情報通の女
【学園物 官能小説】

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秘密のつもりでいる私たち-1


   ▽

 学校から別方向で下校してやってきた、えつやの家。

 先に帰ってたえつやは、玄関で私を抱きしめるともう制服を脱がせはじめた。

 私よりずっと背が低いえつやは、私の胸に顔を押しつけるようにしながら、私の服をはぎ取りつつ家の奥に向かっていく。

 えつやの部屋の前で、私はソックスをはいただけの全裸になった。
 振り返ると、廊下に点々と私の服や下着が散らかっている。
 (えつやの家のひとが帰ってきたら、弁解できひんなぁ……)と思ってると、私はスッと宙に浮かびあがった。

 えつやが私をお姫様抱っこしたんだ。私の「弟分」みたいなナリのえつやだけど、こんな時、たよりになる一面を見せてくれる。

 私を軽々抱っこしたえつやは、私をベッドに寝かせると、上に乗っかっておっぱいを舐めながら身体を撫であげていく。

 時おりおっぱいから唇をはなして、私の肌に頬をこすりつけてくる。わずかに伸びてるヒゲのチクチクが気持ちいい……間もなくえつやの唇が、私の股間にやってきて、そこを舌で責めはじめた。

 私の脚が、だんだん鈍角に広がっていく。えつやの舌の粘っこい感触で、私の生理の出口がだらしなく開いてきたのがわかる。

 えつやが私の枕もとに身体を移した。私の目の前に、えつやのチンポコがゆらゆらしてる。えつやはそれを私の唇に当てた。
 「頼むわ……」えつやが言った。私はチンポコを軽くくわえて、舌で先っぽをなぞる。

 チンポコはグイグイ大きくなる。えつやがすっかり硬くなったチンポコを口から引いた時、私はチンポコの姿を見つめながら、お昼やすみに同級生のききみと二人きりで話したことを思い出していた。

   ▽

 「この前の、植物園での研究会……」ききみは得意そうに私を見つめて言った。「某川サンと某谷クン、私が言うた通りの関係や、ってわかったでしょ。」

 私はうなずいた。
 二人は、帰宅するバスに乗る集合時間になっても集合場所になかなか現れず、みんなをイライラさせてるところにやって来たんだ。

 「二人ともアタマええ子のはずやのに、別々の方向から来たら、別々の行動しとったと思われるって考えたんかな……」

 私はその光景を思い出していた。「ほんま、おんなじタイミングで右と左から来たもんね。みんな『あの子ら二人でおったことまるわかりやん。』『二人でセックスしとったから時間忘れたんかなぁ。』なんて言うとったもん。」

 「ほんま、」ききみが言った。「私が言うとった通りやろ。あの二人深い関係やって。アタマええ二人やのに、肝心なとこでボロ出しよるねん。ああいうの『アホーカ』言うんやろね。」
 「『アホーカ』って何よ。エスペラントの形容詞みたいに……」
 


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