第九章 予期せぬ出来事-4
「んふっんふっ・・んぐぐぅ・・・
んっんっんっ・・」
いつの間にか全裸の女がいたんです。
しかもそう、あの・・・ペニスを握って。
「あふぅ・・・んんん・・・はあぁ・・」
大きく口を開けて、頬張っているんです。
「素敵・・とっても・・・
大きい・・太いわ・・・」
長い舌を出して先端をなぞっている。
「あああっ・・・」
切ない声に視線を上に向けた。
瞬間、強い衝撃が走ったんです。
「ゆ、裕君・・・」
(ど、どういう事なの?)
私の目に信じられない光景が飛び込んできた。
「ああああ・・・おおおっ・・・
あっあっあっあっ・・・」
裕君、私の夫が・・・。
見知らぬ女に、愛撫されている。
「気持ちいい?ンフフフフ・・・」
チラリと私に視線を向けた女が、楽しそうに言った。
カーッと、頭に血が昇っていく。
「あ、あなた・・な、何を・・・?」
あまりの事に声をつまらせる私を無視して、再びコックを飲み込んでいく。