第八章 初めてのフェラチオ2-3
「おおおお・・・おっ・・・おお・・・」
せり上がる官能に、僕は映見の髪を強く押さえつけた。
「いたっ・・・」
瞬間、映見の歯が当たった。
予期せぬだけに痛みは強烈だった。
「だ、大丈夫・・・?」
自分でも強く噛んだと思ったのだろう。
映見も顔を上げ、不安そうに聞いた。
「だ、大丈夫だよ・・・」
僕は折角始まった極上の愛撫が、中止にならないように平静を装った。
「何でもないよ、これぐらい・・・」
映見の頬に手を当て優しく言った。
「そ、そう・・・?」
僕の目が必死に訴えているのが分かったのか、妻は再び愛撫を始めてくれた。
「んっ・・・ふっ・・・」
おずおずとくわえ直すと、ぎこちなく唇を滑らせていく。
「おおっ・・・おぉ・・・」
全身が快感に包まれていく。
只、やはり初めてで戸惑っているのか、何度も歯が当たっては痛みが走る。
僕はその度に身体をピクリとさせながら耐えていた。