第六章 言い訳-3
「裕君だって、そう思うでしょ?」
「あ、ああ・・・」
不思議な迫力に圧倒されていた。
「わ、私・・・が、されるのは恥ずかしいけど。
裕君が喜んでくれるのなら・・・」
大きな瞳が救いを求めるように見つめてくる。
「裕君も・・・スッキリ・・・
したら、満足して・・・帰ってくれるでしょ?」
「ああ・・・も、勿論・・・」
僕は疑いながらも心の中で叫んでいた。
僕のペニスを咥えてくれる。
妻が夢に見たフェラチオしてくれるというのだ。
「でもぉ・・・」
急にトーンが下がった声に僕の胸に不安が広がった。
「恥ずかしいから・・
出来るだけ奥にいって・・・ね?」
(え、映見・・・)
きっと、あまりの嬉しさに僕の表情は崩れていたことだろう。