第二章 久しぶりのデート(画像付)-7
ドアの鏡に映る僕達の姿も妙にエッチに感じる。
ここなら映見だって普段とは違う反応をするに違いない。
もしかして、フェラチオもしてもらえるかも。
僕の訴えるような表情に映見は喉を鳴らした。
どうやら本気だって、悟ったらしい。
「こいよ・・・」
引き寄せるまま身体を預けたが、それでも身をよじらせている。
「ち、ちょっと待ってよ・・・」
泣き出しそうな顔になっている。
「イヤよ、イヤイヤ・・・」
目尻から涙が滲んでいる。
僕はむなしく力を緩めた。
倦怠感が僕の身体を覆う。
(やっぱり、ダメか・・・)
僕はウンザリした。
何時までたっても子供じみている。
こんなに、お膳立てをしたのに。
色々研究して、一番面白そうな店を選んだのに。
僕の苦労なんか何も考えてやしない。
何か腹が立ってきた。
このまま僕達は一生、ノーマルで正常位しか知らない夫婦で過ごすんだ。
そして僕は妻に飽きて、何時かきっと浮気をするだろう。
(ようし、それなら不倫でも何でもしてやろうじゃないか)