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「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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第一章 僕の独り言-5

これで何度目だろうか。
僕はすまなそうな表情で妻を見つめた。

よそ行きでは無いにしろ小綺麗に着飾った姿は、確かに場末の焼鳥屋では浮いて見える。
薄いピンクのスーツの胸元はV字にカットされてチラリと谷間を覗かせている。

くびれたウエスト、それに畳に座っているから分かりにくいけど折りたたんだ足は伸ばすと長い筈だ。
家事も料理も得意で、性格も優しい映見は僕にとって申し分のない妻である。

(だけど・・・)
僕は最近感じる倦怠感に包まれながら心の中で叫んだ。

(どうしようも無いじゃないかっ・・・)

勿論、妻を愛しているさ。
かけがえのない人だと思う。

でも27歳の僕は今が男盛りなんだ。
そう、種の本能というべきか。

何か得体の知れない欲望がムクムクと体中に広がってくる。
発情しているんだ。

ローンもないし比較的サラリーの良い会社に勤めているから小遣いには不自由しない。
でも、フーゾクなんかには興味が無い。

何か、むなしいじゃないか。
やっぱり、愛がなくちゃあ。

仕事も忙しいし、責任も重くなっている。
僕は爆発しそうだった。

何か突拍子の無い事をしたい。
例えば気の遠くなるようなスケベでヘビーな体験をしたいんだ。

「私じゃ・・・ダメなの?」
こんな事を映見に言ったらムキになってこう言われるだろう。

(そう、ダメなんだ・・・)

心の中で何度も呟いている。
僕はもう普通のセックスには飽き飽きしているんだ。

確かに妻は美人でスタイルもいい。
形のいいバストだってDカップはあるだろう。

でも付き合って7年にもなる僕にとって、抱きたいと思うほどトキメキが沸かない。
キスしても美味しく感じられないんだ。

これじゃあ、まるで倦怠期を迎えている中年夫婦のようじゃないか。
TVなんかでグラマーなアイドルを見るたびに思うんだ。

(一発、やりてぇっ・・・)

そう、誰だっていいんだ。
口説いて、恋に落ちてみたい。

そして、獣みたいに求め合えれば最高なのに。

飽きちゃったんだ。
僕達、夫婦のセックスに。


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