投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時
【寝とり/寝取られ 官能小説】

「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時の最初へ 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時 3 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時 5 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時の最後へ

第一章 僕の独り言-4

店の喧噪が5秒ほど遅れて耳に届いてくる。

「イヤラシイ・・・」
最後のセリフはさすがにしつこく感じて、僕は大きな声を出した。

「いいじゃないか、雑誌くらい読んだって・・・」
ジョッキを握ると、残りのビールを一気に飲み干した。

僕の喉が上下に動いていく。
暫く見つめていた妻は、やがて力無く視線を落としていった。

「だけど・・・」
消え入りそうな声なのに、僕の胸には十分に染み込んできた。

(僕だって・・・)
十分、分かってるさ。

(でも・・・)
たかが、本じゃないか。

僕の目がそう語るのを感じるのか、映見の長い睫毛がヒクヒクと揺れていた。
テーブルの下の雑誌には、女優の写真と共にゴシック文字が躍っていた。

『特集!セックスレス夫婦の逃げ道』
『スワッピングパーティーの潜入ルポ!』

「この頃変よ、裕君・・・」
細い肩越しに声が聞こえた。

「だって・・・」
意を決したように映見は口を開いた。

「毎日残業で遅いし、休日は家でゴロゴロしてるだけで・・・」

「だから、こうして外食してるじゃないか・・・」

「ええ・・・素敵な、焼き鳥屋さんで、ね」
僕の反論はピシャリと跳ね返されてしまった。

「家から歩いて2分の近さで、それもジャージとサンダル履きの姿でもこれる、とぉってもオシャレなお店ですものね」

堰を切ったように妻はしゃべり始めた。

「私の愛する旦那様は釣った魚にはもう興味が無いのか、妻と会話もせずにエロ本を読む方が楽しそうにしてるし・・・」

勢いが良かった声も徐々にトーンダウンしていく。

「これでも、私はデートのつもりなのよ、お化粧だって一生懸命してきたのに・・・」

力無く店の喧噪にとけ込んでいった。


「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時の最初へ 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時 3 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時 5 「スワッピング入門」〜妻が見知らぬ男に犯される時の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前