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『娼婦。』
【女性向け 官能小説】

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『娼婦。』-2

『みく、手が止まってる。お仕置きが必要かな?』
私は後ろ手に手を縛られ、自分でいじれないようにされた。
足は当然M字開脚。あの人の前に全てをさらけ出す。
冷たい空気と視線を感じてアソコはひくついた。
『かなり使い込んでいるのに、みくのはいつまでたっても、ピンク色だな』
そう言って、軽くピンクローターを押し当てる。私は快感に身をよじる。
『もの欲し気だね。でもお仕置きだから、あげないよ』
散々いじられて、イキそうになるとその手は止められた。
シーツは私の愛液でびしょびしょに濡れ、私の目の縁には涙が浮かんでいた。
『ごめんよ。でも、みくがいけないんだよ?……また舐めて、全部飲めたら許してあげるよ』
目の縁からこぼれた涙を、そっと舌で舐めとると、あの人は私の手を縛っていたのをほどいた。
私は再びあの人のモノを口に含む。先っぽをくわえて、根本の方は手でしごく。
あの人が一番好きなやり方。彼女は知っているのだろうか?それとも、彼女にはこんなコトをさせないのだろうか……。
私は余計なコトを考えないように、舐めるコトだけに意識を集中させた。
先走りの液を、ちゅと吸い取り、上目使いであの人の様子をみながら、強弱をつける。
『う、……ちゃんと飲むんだよ。出すぞ!』
どっと口の中に白い液が溢れる。
私はモノから口を離さないようにして、全部飲み込んだ。
口を離すと、私の唾液が糸をひいていた。
『えらい。ちゃんと全部飲んだね。みく……よつんばいになってごらん』
私はお尻を高くあげるようにして、ベットの上によつんばいになった。
あの人の指が内股をなであげていく。ぞくぞくっと背中に快感がはしる。
つぷ。
あの人の長い指が私の中に埋まる。くちゅくちゅと中で指がうごめく。
私は我慢できなくて、声をあげる。すると、もう一方の手の指が私の口に入ってくる。私はソレを一生懸命舐めあげる。
『みく。そろそろ入れるよ』
私の腰を掴み、一気に押し込む。ずっとイカせてもらえなかった私は、それだけでイってしまい、腕から力が抜落ちた。
『ヘタばる暇はないよ。ほら、イクよ』
あの人は後ろから手を伸ばして、胸を揉みしだく。イったばかりの敏感な体に容赦ない攻めが続く。
胸の先端を爪で軽くひっかいたり、摘んだり……。私の体を知りつくしているあの人は、的確に攻めてくる。
もう私はめちゃくちゃになって、自ら求め続け……。
あの人が何を言っているのかも聞こえずに、再びイってしまった。
真っ白に近い絶頂の中で、あの人のモノが、どくんと波打つのを感じた。


あの人は慈しむように私の頭をなで、抱き寄せる。私は力なく、身を任せる。
この幸せな時が過ぎてしまったら……きっと、また私は寂しさを埋めるために、違う男に抱かれるのだろう。
だけど、どんな男に抱かれても、またこの人の元へ戻って来てしまうに違いない。
私を“淫乱な娼婦”にしてしまった、この人の元へ……。
あの人がまた、私の耳元でささやく。
『みく』、と。


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