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不二子のウインク(ルパン三世part2 ルパンの敵はルパン より)
【二次創作 官能小説】

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最終章 ルパンの敵はルパン-2

いっぽう、不二子もまた。

「クッ……姫から離れなさいよ!!」
タコの吸い付きにもだえるヤスミン姫からタコを払いのけようと、吸盤だらけの触手をつかむ峰不二子。
(な、なんてチカラなの……)
小さなタコであっても、その吸盤の吸引力は並大抵ではない。
両手を使って吸盤をひとつひとつ外し、ようやく1匹捕まえたのだが。

チュウッ!!

不二子をにらんだそのタコは、クチをとがらせて墨を吐きかけたのだ。
「アアッ!?」
体表の粘液以上の粘り気と生臭いニオイを持ったタコスミに視界を奪われた不二子は、墨をぬぐおうとする。
「め、目つぶしなんて卑怯な……戦い方まで飼い主そっくりね!!」
思わずタコをののしった不二子だったが、口をひらいたのがいけなかった。
「うっ……グッ」
別のタコから新たなスミを吐きかけられ、大量のそれを飲み込んでしまったのだ。
ゴホゴホとせき込みながら、ハダカの二の腕で顔全体をぬぐう不二子が目を開けた瞬間だった。
(えっ……?)
目つぶしをようやく逃れた不二子の視界が薄く桃色にかすみ、ゆがむ。
平衡感覚が急に失われ、立っていられなくなる。
「なに?……なにをされたの?」

タコの吐く墨。
それは本来、人間に害は無い毒を持ち、天敵のウツボの嗅覚や、エサの甲殻類の感覚をマヒさせるという。
(いけない……ち、チカラが入らないわ)
ミスターXの遺伝子を組み合わされた際に毒性が変化したのかもしれない。

毒の効果で床にひざをついた不二子に、いやらしい笑いを浮かべたタコどもがせまる。
「ああっ?!」
腰に巻いた毛皮をスカートのようにめくられて、下着などないハダカのヒップがタコたちの目に飛び込んでくる。
立って逃れようとする不二子の尻を何本かの触手がつかまえて、それをはばむ。
そのスキに、腰の前に忍び寄った1匹が、毛皮のスカートを正面から引きちぎった。
「アッ、やだもォ!!」
大きくハの字に開いた両脚の付け根に淫らに生えそろった陰毛が揺れ、くすんだ色の陰唇や、シワ深い茶褐色の尻穴までが丸見えになってしまう。
「ちょ……ちょっとヤメてよこのスケベ!!」
抗議を叫ぶ不二子であったが、それで攻勢を弱めるタコどもではない。
「……ッ!?」
はずむ胸元がふっと軽くなり、そこに身に着けていた毛皮も結び目をほどかれたのがわかった。
毛皮のブラがうばわれ、おおきく実ったみずみずしい果実がこぼれ出てしまった。
「……アッ、こ、コラ!!」
両手で隠そうとする不二子だったが、彼女の手を捕まえている1匹が壁にへばり付き、行動を封じてしまっていた。
毛皮をうばわれ全く無防備になってしまった不二子の裸身に、ミスターXの顔をしたタコが互いを押し合うように殺到する。
「んァッ?!」
これみよがしなほどに弾むバストのまわりに、4〜5匹が押し寄せた。
「オッパ…ッイィば……っかっ、り…っ!イジイ!メ!ない、で……ぇ」
乳房の先端にひと粒づつしかない乳首を奪いあって、タコのクチから伸びた舌がからみ合いながら、敏感なソコをなぶり物にしていった。
「駄…っ目…っダメ…だぁめ…ぇ」
不二子は湧き上がる官能を振り払うように頭を振りたくり、乱れた髪から汗の粒を散らした。
「……はぁぁう、乳…首…弱…いぃ…のチ……クビ、乳首…ダ…メ…」
感覚を麻痺させるスミと、皮膚から塗り込まれた媚薬効果のある粘液が、不二子を早くも快楽のうずに巻き込もうとしているのだ。

当然、乳房だけでタコが満足するはずもなく。
「ああ……挿れないで、そんなの絶対に、はうぅッ」
吸盤のイボだらけの触手が何本もかわるがわる、秘唇を出たり入ったり。
「奥ま…っで…そぉンないっぱい…そ…っんんなぁに奥…までェ」
膣内の壁も天井も分け隔てなく、ブリブリした大粒のイボがこすり上げてくる。

「あ…あ…ぁハ…アァハァァア…あ…あぁ、あぁ…ヤメて…あぁ、あぁあぁ、おぉかしく……なぁる…もぉヤメて……おかしく……おぉか…しぃくなぁぁるぅ」
触手の細く尖った先端は、彼女の奥底にある子宮口にまで達し、敏感な肉の扉をつつきまわした。

不二子の体内だけではない。
彼女のあたたかな出入り口への順番待ちからあぶれ、待ちきれぬ数本は、別の部分を責め立て始める。
「ん…あ…ク、クリ…は…ダァメェ…だ…ぁか……ら、死…んじゃ……あ…た…し…、ア…タシ……しん…っじゃう……」

さらに。
膣穴に近づくこともできない何匹かは、彼女のおおきなヒップに冷たいカラダをへばり付きかせながら、尻穴の辺りに触手や舌先を這わせた。
「あ……あぁも…ぉ……お願い、お願いだからソコ、なめちゃ……イヤ……いやぁ……もぉやだ……あっ……あん」

そんな不二子の耳に、かすかな声が届く。
「……すけ……て…………じこさん……不二……子」
弱々しい声が助けを求めるヤスミン姫からだと気付いて顔を上げると、彼女は泣きながらこちらにふるえる手を伸ばしかけていたところだった。

ウン、ウン、と、頭くらいしか動かせない不二子はせめてもと、ヤスミンに向かってうなずき返した。

数えきれないタコに囲まれた美女ふたり、無言で互いを見比べる。

ヤスミン姫と、峰不二子。

どちらもそのおもむきの異なる美貌を備えた顔以外。
両手両足、乳やくびれた胴、尻、毛の生えた秘所。
その全てをタコにからまれ、吸い付かれ、舐められ、挿れられては抜かれていたのだった。

「不…二…っ子…っさま…不二子…ふ…っじいい…こ…ぉ、オッ、おっ」
「ヤ…ぁ…ス…ゥウッミ…ン…姫っ様…っ姫…様あぁぁっ……ヤスミんゥンッ、んっ、んン」

異常な快感に混濁しかけた意識の中、ふたりは顔を寄せあい、互いを呼び合い、どちらからともなく唇を吸いあい、熱い息を互いの口に送り込み、歯が当たるのもかまわず舌をからめあったのである……


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