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"Tacki" for prudish Meg
【調教 官能小説】

〜interlude1〜 夢中の奉仕-3

 けれども、そのとき私にできたことは、電流が流れたかのようにブルっと身体を震わせ、蜜壷内外に大量の愛液を放出しながら目の前の男の瞳を濡れた瞳で見つめ、はぁはぁと熱い吐息を吐いて。コクコクと何度もうなづくことだけ。
 唇をゆがめて一瞬ニヤリとした男の反応から私の本心が伝わってしまったことに気づいた私は、恥ずかしさを隠すために再び瞼をきつく閉じ、股間をしとどに濡らしながら、肉の契約のときを待つ。

 男の腰が先ほどまでとは違う力強さで突き出され、子宮の入り口に硬くて熱い感触を感じると同時に、私は股間に皮膚が裂けたような鋭い痛みを感じて、声にならない叫びを上げる。きっと残っていた処女膜が裂けたのだろう。
 表情を歪めたことから大きな痛みを感じていることを察したのか、男は静止し、先ほどと同じように頭や頬を優しく撫でたり胸や淫核を丁寧に愛撫したりして、私が表情をやわらげて、はぁ、はぁと気持ちの良さそうな吐息を再び漏らすようになるまで、辛抱強く待ってくれた。

 落ち着いた私にこう告げられる。
「契約は無事完了した。吉野芽美、今この瞬間からお前は俺の『マゾ牝奴隷』、俺はお前の『ご主人様』だ。頑張ったご褒美に初めてのセックス、いや、俺を使ったオナニーを存分に愉しませてやる。そのために最初の命令を与えよう。今から俺がお前の中を一往復するたびに『気持ちいい』と言うんだ。わかったな?」

 秘所丸出しの変態的な体勢で拘束されたまま処女を奪われ、股間と股間が密着し硬い男根が根元まで膣内にずっぽりと埋め込まれた状態で、長時間破瓜の痛みを和らげる甘美な愛撫を施されて、脳内にピンクの濃い霞がかかったような状態の私。
 そんな私の心中に、自分はこの男のマゾ牝奴隷だという意識が少しづつ刷り込まれ、男への隷従心が芽生えはじめる。ずっと捜し求めていた男性にようやく巡り会えた、そんな妄想にとりつかれた私は『ご主人様』からの初めての命令に服従の悦びを感じ、ブルリと身体を震わせる。

 灼熱の剛直が、私の痛みを気遣いながら、ゆっくりと慎重に引き出されていく。まだ鈍い痛みを感じはするものの、マゾ牝奴隷契約の証として異常な状況で処女を卒業したことによる激しい興奮と、男の優しい愛撫が痛みを忘れさせてくれる。
 男根の開ききった傘の部分が感じとれなくなるまで引き抜かれたところで、反転した男根によって再び私の最もプライベートな狭い洞穴がゆっくりと押し広げられていく。 愛撫をやめた男の手は私の太腿を掴むように置かれ、男根を媚肉の上側を探るようにコントロールすることに集中している。きっと、Gスポットという場所を探しているのだろう。

 子宮の入り口に男根の先が優しく触れる。股間と股間が密着したのを感じる。まだ気持ち良さは感じていないが、痺れが弱まってようやく言葉を発せられるようになった口で、命じられたセリフを平板なトーンのかすれた小声でささやく。
「気持ちいい」

 ペニスが先ほどより、ほんの少しだけ早く引き戻され、突き入れられる。私は呟く。
「気持ちいい」

 ペニスが先ほどより、さらにほんの少しだけ早く引き戻され、突き入れられる。私はトーンが少し高まった声で言う。
「気持ち、いい」

 ペニスが先ほどより、さらに早く引き戻され、突き入れられる。私は少し快感の混じった可愛い声で叫ぶ。
「気持ち、いいっ!」

 そして、私はこの一定の速度で引き抜かれては突き入れられるペニスを、その後何十回も受け入れ続けた。3往復目に灯されたほんの小さな快楽の灯火は、ペニスが私の膣内を往復する度に少しづつ大きな炎になっていき、膣壁上部の特定の箇所が擦られるとき、その炎はガソリンが投下されたかのように燃え盛るようになった。

 命じられて言わされていたセリフに次第に熱が篭っていく。
「気持ちいいっ!」
「気持ち、いいっ!いいっ!」
「きもちっいいっ!いいのっ、いいのっ!」
 高まる興奮に連続して喘ぎ声を上げ続ける。拘束され男に捧げるようにさらけ出している濡れ濡れの蜜壷を、熱く硬い男根に規則正しく突かれ続ける私は、それに合わせてただひたすら喘ぐだけのセックスドールと化している。

「きもち、いいっ!」
「い、いいっ!」
「いいわっ!」
「ああん、いい!いい!いい!」
 ついに私はいつもは決して出さないような可愛く甘い声で、目の前の男に媚を売って挿入を催促するかのように、いい、とさえずることしかできなくなった。

 25年間、経験したことのなかったこの快感をいつまでも味わっていたい。そのためには私だけが気持ちよくなるのではなく、この男性にも気持ちよくなってもらわねばならない。だから、陰唇から子宮口までを一定の速度で出し入れされているペニスに、私もご奉仕しなければいけない。そんな淫らな気持ちが湧き上がる。
 自分が思い切り愉しむように言われた初めてのセックスの時でさえ、こんなふうに男に奉仕することを考えてしまうなんて、私はマゾなのかもしれないと思う。
 でも初めての私にそんなテクニックがあるはずもなく、私の中でこの男が気持ちよくなってくれていることを願いつつ、規則正しい抽送が数え切れぬほど続いている間、ただひたすら快感の喘ぎ声を出し続けるしかなかった。

 と、突然、男が私に向かってこう言い放つ。
「中に出すぞ!俺の可愛い、マゾ牝奴隷メグっ!」


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