第六十九章 懇願-3
『はぁっはぁっ・・・ワシは誰じゃ・・・?』
『司教様っ・・・あああ・・・
私の・・マチルダの・・御主人様です』
『お前は何だ・・・?』
『奴隷ですっ・・・ああ・・・淫乱な・・・。
メス犬っ・・・・いやぁ・・・・あっあっ』
衝撃のシーンが蘇る。
あの時、母と司教の交わりを見ながら自分をも犯していた。
夢で調教されたままに。
(私・・・わた・・し・・・)
「お前は奴隷になるのだ・・・・」
(ど・・れい・・・・?)
「あああ・・・・・」
何かが入ってくる。
熱く硬い感触が、奇妙な違和感と共にルナの身体を開いていく。
望んでいる。
奴隷になる事を。
妖術によって植えつけられた偽りの本能が、それを欲していた。
老人の声が導いていく。
「そうすればお前は神に仕えられる。神と交わる事が出来るのじゃ」
「ああっ・・・はぁっ・・・はぁっー・・・」