第六十七章 母とディオン2-6
「あああ・・見て、ルナ・・・」
母も嬉しそうに声を出していた。
羞恥心を超えた官能に包まれている。
「アナタのディオン・・・凄いの」
「ああ、はぁっ・・・・お母・・様ぁ」
そしてルナは認めるのだった。
メス犬としての母を。
当然の事実として受け入れていく。
呼び戻されては破壊される理性が、獣に染められていくのだ。
ルナの細い手が、いつの間にか熱いものを探っていた。
「ああ・・・あつ・・い・・・」
ネットリとした感触が指に絡んでいる。
長い愛撫の間、ルナの泉を何度も刺激していたものだ。
「欲しいか、ルナ・・・?」
司教の言葉に視線を返した。
何かを待つ表情が、ズートのコックを更に熱くたぎらせていく。
(ほし・・・い・・・・)
叫び出したい程の欲望が心を支配していた。
「あんっ・・はぁっ・・ディオンー・・・」
「おおっ・・おっ・・・王妃様っ・・・・」
母と恋人の声が拍車をかける。