楽しみは悲劇なり-1
中間テストはめんどいな〜
#5楽しみは悲劇なり
「うぅ〜…」
現在中間テスト二週間前
うなっているのは俺ではない
俺以外の五人だ
「暑苦しい」
ここは俺の住んでるアパート
まぁ6畳二部屋だからいいほうの部屋だ
「だってさぁ〜勉強するとこないんだもん」
「だからってうちに来るな」
「みんなで勉強したいじゃん」
「教えるのは俺一人だろうが、ていうか楓…お前推薦組だろ?何故わからん」
「だってさ〜、成績が良かっただけでテストの点は良くないもん」
ハァ〜
見ての通り俺以外みんな馬鹿です
まったく困ったもんだ
時は過ぎ現在テスト前日
俺が一人で勉強を教えるという悲惨な状況下のなか前日をむかえた
「あぁ〜、とうとう明日かぁ〜」
「なんか出来そうな気がするぜ!」
「あっ…俺も…」
「私も〜」
「私も私も!なんか良い感じ♪」
「…てめえら…………」
「ん?どうした航」
「どうしたじゃねえ!!なんで一番疲れてんのが俺なんだぁ!誰か説明してみろコンチクショー!!」
夜の七時に俺は爆睡を始めたからなんとか当日遅刻はしなかった
全教科テスト終了
「ふう〜いいかんじだったぜ」
「俺はおめえらに教えまくったおかげで自分のテストも完璧だ…………」
ポクポクポク
チーン