第六十六章 母とディオン-6
「お母・・様・・・・」
あれ程あらがっていた表情が、何かを求めるように瞳を潤ませている。
その変わり様を見る度にルナの心も溶けていく。
「あふぅっ・・・・ああっ・・あっあんっ・・・」
アズートの愛撫に反応し、声を上げる。
ルナには分かるのだった。
今から何が起ころうとしているのか。
「ディオンよ・・・・」
「は・・・い・・・・」
司教の声にルナの恋人は顔を上げた。
そしてアズートの瞳に魅せられたまま、ゆっくりと立ち上がった。
膨張しきったコックが反り返り、ルナの目に飛び込んでくる。
「ああ・・・す・・ごい・・・」
ルナは愛する恋人のペニスを見つめていた。
休む事なく続くアズートの愛撫の中で。
母の姿に自分が重なっていく。