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王女と王妃を調教する:呪われた王宮〜宿命(さだめ)を負う聖少女の物語
【ファンタジー 官能小説】

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第六十六章 母とディオン-5

「あんん・・・い・・・・い・・・」
漏れていく熱い吐息と共に、やがて母の理性も溶けていくかのようだった。

「お母・・・様・・・・」
再び漏れたルナの声が消えていく。

「あんっ・・んっ・・・あっあっ・・・」
代わりに徐々に大きくなっていくマチルダの喘ぎ声が聖堂にこだましていた。

「あんっ・・・いいっ・・・あっ・・ああ」
ひざまずいた足を開いたまま両手で身体を支えながら、若者の愛撫に身をまかせている。

そして。
求めていく。

いつもの如く。
これがアズートの調教だ。

鉄を鍛えるように熱く身体を焦がしたかと思うと、冷や水を浴びせて理性を呼び戻し、自分がいかに不条理な欲望を貪っているかを常に自覚させるのだ。
淫乱な獣に堕ちていく事を。

「ん・・ふぅっ・・・・んんっ・・あああ」
母が瞳を潤ませながら待っている。

「あああ・・・も・・う・・・」
それはルナにも不条理な感覚をもたらす。


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