第六十五章 獣になった母娘2-2
「あああああっ・・あっあっ・・・」
新しい波がマチルダを襲い始める。
「んぐぅ・・んふぅ・・・んぐぐう・・・」
王妃の身体を貪るディオンの曇った声が聞こえてくる。
「そうだ・・・狂え・・・もっとだ・・・。
そして知るのだ・・・この甘美な快楽を」
アズートが笑っている。
罠に落ちた三人の心を操り調教していく。
獣の心を植付けていく。
「お前達はワシの奴隷になるのだ・・・。
淫乱な獣として、一生仕えるのだ・・・」
濁った声が響いていく。
「もっと教えてやろう・・・。
さらなる淫靡な快楽を」
薄闇の聖堂に悪魔の瞳が鋭く光った。