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お江戸のお色気話
【その他 官能小説】

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お江戸のお色気話、その11-2

その当時、夜這いは昼間に女と約束をして、夜になると女の家に忍び込む。
情事をする為の宿を借りる金がない男と女にはそれが普通だった。
それに、当時にはそのような売春宿はあまりなかった。
あるとすれば、吉原等の人が多く集まる場所にしかない。

その時代には、暗闇の中でその娘の家に忍び込み、
ことにおよぶことは少なくなかった。

故に、夜這いとは、いわゆる性行為をするということである。
女とは合意の上の行為なので、騒がれることもあまりない。
女も親にそのことは秘密にしてあるのでこっそりと忍び込むことが出来た。

男にとってはその家に暗闇に紛れて忍び込み、
女と戯れるのは最高の気持になるらしい。
そのとき女は寝間着の袖を歯で噛みしめ、声を出さないようにしている。

若い女は濡れていて、男の太い男根が入ると、思わず声を漏らしてしまい
親にバレることがたまにあるらしい。
そんなとき、男はふんどしを持って暗闇に消えていくことになる。

しかし、裕福ではない家では娘と親は雑魚寝になり近くで寝ている。
当然、親達は近くで寝ているが、男は慎重に入り込んでいく。
あらかじめ娘から家の様子は聞いていたので暗闇でも見当はつく。

探りあてた娘は、薄い寝巻きの下に下着は付けていない場合が多い。
男にとって暗闇での行為は最高に燃える行為になる。
まれに、姉妹がいて時々間違う時があり、
大騒ぎになることもたまにあるらしい。

だが、いつまでも娘の嫁の引き取りもないことは、親にとっては心配になる。
それゆえに、或る程度夜這いも黙認されていた。
場合によっては、夜這いもされない女は魅力の無い女と言われるからだ。

夫から性的に満足していない母親は、夜這いをされている娘の隣に来て裸になる女もいる。
顔は見えないので、娘の姉だと言って一緒に性交を楽しむ母親もいた。
二人の女と交わっている男は流石にそれが母親だと気が付くらしい。

やはり生娘よりも成熟した女の感度は良い。
それに味を占めた男は、娘よりも母親に夢中になり、母親と駆け落ちさえした男もいる。

しかし、この夜這いの行為は、その時に始まったことではなく、
延々として平安時代から続いている。
それは主に、高価な油を買えない貧しい家が多かったからだ。



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