第六十三章 初めての絶頂-9
「は・・い・・・ああああ・・・・」
微かな笑みが浮かんでいる。
「司教様ぁ・・・お清め・・下さい・・。
淫乱な・・・淫乱な・・ルナをぉ」
新たな喜びを知った瞬間であった。
「あっーあああっー・・いや、いやぁ」
ルナが翻弄されていく。
「いっちゃうっ。またいっちゃうぅー」
アズートの舌の愛撫で何度も昇っていた。
「いやぁ・・私ぃ・・イヤラシイ・・・」
「んぐぐ・・・そうだ、お前は淫乱だ」
巧妙に心の隙間を見つけ入っていく。
「ああああんっ・・・あんっあんっ・・・。
お許し下さい、司教様ぁ・・・あああー」
薄皮を剥がす如く丁寧にルナの理性を剥ぎ取っていく。
「あっー・・・あっあっあっあっー」
両足を司教の肩の上で痙攣させている。
(あああ・・・とけ・・る・・・・)
犯されている。
いや、そうではない。
清めてもらっているのだ。
尊敬する司教様に。
ルナの意識からは、父の敵を討ちに来た記憶はかき消されていた。
母を助けに来た事も。
それどころかアズートに操られた母によって罠に落ち、淫靡な調教をされていた。
「あふぅっー・・・んんんんっ・・・・」
絶頂感の後の甘美な官能に酔いながら、腰をくねらせ次の愛撫を待っている。